富山県南砺市に秋の訪れを告げる「城端むぎや祭」が開かれ、多くの観光客を魅了しました。
ことしで73回目を迎える城端むぎや祭。
メイン会場の善徳寺とじょうはな座の会場では「むぎや踊り競演会」が開かれ、三味線の音色と哀愁を帯びた旋律に合わせ、紋付き袴姿の男衆が勇壮な笠踊りを、そして、あでやかな浴衣姿の女性たちが手踊りを披露しました。
また、ことしは能登半島地震の復興を願って麦屋節のルーツの1つとされる「能登麦屋節」の特別共演も行われました。
「能登麦屋節」は能登素麺の原料である小麦をひく作業の中から生まれた唄で、室町時代末頃から歌い継がれてきたと言われています。
城端むぎや祭りは午後8時から、観光客と一緒に輪になって踊る「総踊り」で祭りのクライマックスを迎えます。