滋賀県大津市で、電子マネーを利用した特殊詐欺事件が発生し、高齢の男性があわせて32万円をだまし取られる被害にあいました。
被害にあったのは、大津市内に住む84歳の男性です。警察によると今月11日、男性が自宅でパソコンを使ってインターネット検索をしていたところ、突然、画面に多数の文字や数字が羅列された異常な表示が現れました。
男性がページ上に表示された問い合わせ先に電話をかけたところ、片言の日本語を話す男が応答し「あなたのパソコンはウイルスに感染している」と告げられました。
さらに「修理するには、コンビニで売っている電子マネーのコードを入力する必要がある」として、コンビニでカードタイプの電子マネーを購入するよう指示されたということです。
男性は指示通り、大津市内のコンビニで8万円分の電子マネーを購入し、コードを犯人に送信。さらに2回目には、同じ電子マネーを3枚24万円分を追加で購入し、合計で32万円をだまし取られました。
その後、犯人の男は「次は80万円分の電子マネーを別のコンビニで買うように」と再び指示。
男性が、大津市内の別のコンビニで電子マネーを購入しようとした際、店員が不審に思い「それはおかしいですよ」と声をかけたことで、詐欺に気づいたということです。
警察は、電子マネーを悪用した詐欺事件として捜査を進めています