北海道で「線状降水帯」が発生する恐れはなくなりましたが、各地で停電が相次ぐなど影響が出ています。

 白老町では計21戸に浸水の被害(床上が1、床下が20)が確認されました。

 9月13日からの「12時間降水量」は白老町森野で379ミリ、登別市カルルスで336ミリを記録し、ともに観測史上1位の大雨となりました。

 9月14日朝、札幌市東区では木が倒れ、国道5号線の一部が約1時間通行止めとなりました。

 強風などの影響で停電も相次ぎました。

 原因が分かっていないものも含めると13日午後から計1万戸余りが停電し、14日午前11時現在も約470戸が停電しています。

 JRは根室線の新得・釧路間、花咲線、釧網線のそれぞれ全線で運転を見合わせていて「おおぞら」や「とかち」など特急12本を含む計65本が運休しました。

 帯広の孫に会いに行く男性は「きょうは日帰り。孫には3時間か2時間半くらいしか会えない」と話していました。

 また国道の3路線5区間、道道の20路線20区間が通行止めとなっています。

 気象台は引き続き大雨による土砂災害や河川の増水などに十分注意するよう呼びかけています。

北海道文化放送
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