贋作と判断された油彩画「少女と白鳥」が13日から高知県立美術館で一般公開されています。

県立美術館で始まった特別展示・「再考『少女と白鳥』贋作を持つ美術館で贋作について考える」。

「少女と白鳥」はドイツ人画家、ハインリヒ・カンペンドンクの作品として美術館が約30年前に購入しましたが2025年3月、ヴォルフガング・ベルトラッキ氏による贋作と判断されました。

展示会では購入の経緯や科学分析の他、贋作の歴史について紹介。

本物と偽物の線引きの難しさについて考える内容になっています。

千葉から来た男性
「美術館として贋作を購入したことについて真摯に向き合うという展示。すごい興味深くて、もう一回ちゃんと見てみたい」

高知県立美術館
塚本麻莉・主任学芸員
「贋作であったというふうに結論を出した時点で、何かしらの所蔵館としての説明責任がある。贋作にまつわる美術の諸問題を合わせて考えていただきたい」

特別展・第1期は9月25日まで開かれています。

高知さんさんテレビ
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