広島を襲った「枕崎台風」の被害から今年で80年を迎えます。
13日、廿日市市では、遺族などが犠牲となった人々を悼みました。

慰霊式には、京都大学の職員や遺族の人など約80人が参加しました。

枕崎台風は終戦から約1カ月後の1945年9月17日に広島を襲い、
甚大な被害をもたらしました。

枕崎台風では、豪雨で発生した土石流が大野陸軍病院を直撃。
被爆者の治療や研究にあたっていた京都大学の調査員11人や入院患者など、
計156人が亡くなりました。

【祖父を亡くす 大井千世さん】
「こんなことが80年前に、この地で起きたんだなと胸がいっぱいになりました」
「冥福を祈っています」

【京都大学大学院 伊佐正 医学研究科長】
「(終戦)直後に現地に入ることはリスクを伴うことであると思う
 痛ましいことです 言葉に表せないような痛切な思いを感じる」

13日は、宮浜温泉の慰霊碑でも献花が行われ
犠牲者への哀悼の意が捧げられました。

テレビ新広島
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