山形市公設地方卸売市場には連日およそ2tのサンマが入荷している。
去年は1日に400kgから500kgしか入荷しなかったのに比べるとおよそ5倍の量が入ってきていることに。
仲買人も今年のサンマの質には太鼓判を押す。
(仲買人)
「今年は太くて安くていいのが入っていますから是非口にしてください絶対食べた方がいい」
(仲買人)
「(サンマが)南下してくれば脂が落ちてくるので食べるなら脂がある北海道や岩手で上がっている(サンマを)食べた方がいい」
今年のサンマは大きく、脂のノリも抜群。
それでも価格は、去年とほぼ変わらずお買い得。
豊漁となった理由は黒潮の大蛇行が解消され、餌となるプランクトンが豊富だったことなどが挙げられるという。
(山形丸魚 水産統括部・齋藤昭博部長代理)
「大きいサンマは脂の量が全然違うので、味というより油の量がすごく多くその分美味しく感じる。小さいサンマと大きいサンマで単価は違うが思ったよりは高くならず安定的」
今年は大型のサンマが多くスーパーなどでは、1匹100円台の後半から300円台で販売されていて10月上旬まで楽しめる。
(山形丸魚 水産統括部・齋藤昭博部長代理)
「(サンマは)たくさん揚がっていますが急に無くなることも考えられる。来年あると保証できないので是非今食べてほしい」
一方で、青果市場をのぞくと、あの食材に異変が・・・。
山形が誇る秋の味覚・芋煮に欠かせないサトイモだ。
(山形丸果中央青果・渡辺友男野菜部長)
「6月から高温猛暑になったがおととしのように干ばつが長期化してなかなか玉伸びしない。肥大する時に雨が降らず小玉傾向に出荷がはじまっている。単価は少ない分1割2割高めで販売している」
県内の主な産地は村山市と大石田町でまだ大きく育っていないため出荷を見合わせている生産者も多いそう。
(山形丸果中央青果・渡辺友男野菜部長)
「(今後)雨が続けば10月11月に肥大が進んで出荷数量も増えてくるかもしれない。肥大・出荷量が多くなるのを期待して待っている状態」