山形・酒田市を拠点とするバレーボール女子SVリーグ・アランマーレ山形が、2026年秋に始まる来シーズンから、本拠地を秋田に移すことがわかった。

アランマーレ山形
アランマーレ山形
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2025年で創部10周年のアランマーレ山形

アランマーレ山形は、運営するプレステージ・インターナショナルが酒田市を拠点に2015年に設立したチーム。

創部8年目の2022-23シーズンに、当時のV2リーグを初制覇してV1に昇格。
2024-25シーズンから国内トップのSVリーグに参入している。

設立10周年を迎えた記念に制作したアニバーサリーロゴ
設立10周年を迎えた記念に制作したアニバーサリーロゴ

10月から始まる2025-26シーズンは、Vリーグやモンゴルプレミアリーグでの経験がある大元朱菜選手、若手でサウスポーの若泉佳穂選手が新加入。

経験とメンタリティに期待をもたれている大元朱菜選手
経験とメンタリティに期待をもたれている大元朱菜選手

また、外国籍選手としてタイ出身のアチャラポーン・コンヨット選手とウィモンラット・タナパン選手も加わっている。

高さとパワーを期待される若泉佳穂選手
高さとパワーを期待される若泉佳穂選手

SVリーグ参戦要件満たす秋田に本拠地移転

SVリーグは、2030年以降の参戦の要件を「5000人以上が収容できるアリーナでホーム戦の8割以上を行うこと」としていて、これまでの「3000人以上」からの上乗せを求めているが、山形県内には条件を満たすアリーナがない。

酒田市は人口10万人で山形県内第4の都市。新アリーナの建設断念を会見で伝えた矢口明子市長
酒田市は人口10万人で山形県内第4の都市。新アリーナの建設断念を会見で伝えた矢口明子市長

本拠地の酒田市は、新アリーナの建設を模索したが巨額の建設費用を確保する目途が立たず、2024年2月に断念していた。

山形県総合運動公園のアリーナでも5000人は収容できない
山形県総合運動公園のアリーナでも5000人は収容できない

このためアランマーレは、5000人以上を収容できるアリーナがあることなどを理由に、2026年秋に開幕する来シーズンから秋田・秋田市と潟上市に本拠地を移してホームタウンとすることを決め、9月10日のSVリーグ理事会で正式に承認された。

アランマーレは、10月に開幕する今シーズンについては、これまで通り山形県内を本拠地として戦う。

2026-27シーズンから秋田が本拠地。アランマーレ山形からアランマーレ秋田になるのか?
2026-27シーズンから秋田が本拠地。アランマーレ山形からアランマーレ秋田になるのか?

また来シーズン以降も、酒田市をマザータウンとし、公式戦の開催やジュニアチーム運営などを通じて変わらぬ絆を育んでいくとしている。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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