テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「コロナ対策」についてお伝えする。
あと数分で日没時刻を迎えるが、太陽の置き土産である暑さはまだまだ残っている宮崎市内。28日の宮崎県内は、えびので35.7℃と猛暑日を記録した。

上昇しているのは、気温だけではない。新型コロナの感染者数も上昇している。1定点医療機関あたりの感染者数は、3週連続で全国最多となっている。感染症といえば冬のイメージがあるが、なぜ今、宮崎でこんなに流行しているのだろうか?
その答えは「暑いから」。宮崎県の薬務感染症対策課によると、2~3週間前は感染者数のピークの波が沖縄だったが、今ちょうど、宮崎にきているということ。

また「暑さ」が原因となる理由は、暑いとエアコンを使用して部屋を閉め切ってしまい、換気不良になってしまうから。そして暑さで夏バテになって、免疫力が低下してしまうから。
対策は、コロナが流行し始めた頃と変わらない。「密を回避」して、「十分な換気」、さらに「手洗い」だ。今回は「手洗い」に注目する。

手洗いをしていないと、約100万個あるウイルスだが、水を15秒流しただけで、なんと100分の1になる。さらにハンドソープ10秒も加えると、1万分の1に。それを2回繰り返せば、ほぼなくなるといわれている。この先も、猛暑と新型コロナ対策に注意していきたい。
(テレビ宮崎)