テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、ボタンひとつでできる「エアコン節電術」についてお伝えする。

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二十四節気のひとつ、暑さが落ち着く頃とされる「処暑」を過ぎたが、この先、暑さが落ち着く気配がなさそうだ。

気温変化のグラフを見ていくと、朝・日中ともに平年よりも高い気温が続いて、日中は30℃以上の「真夏日」、そして夜も25℃を下回らない「熱帯夜」という日が続いていきそうだ。

この暑さの中、エアコンはもはや「贅沢品」ではなく、もう「生命維持装置」となっていきそう。ただ、「電気代」は気になる所ではないだろうか。夏の家電製品別の電力消費割合を見てみると、エアコンが34.2%と、冷蔵庫の17.8%の倍近くと、圧倒的に一番多く電力を消費することがわかる。

今回は、「少しでも節約したい」ということで、「ボタンひとつでエアコン節約術」を、クイズ形式でお伝えしていく。まずは「風量」について。「弱」と「自動」どちらがより効率的?

なんとなく「弱」のような気がするが…正解は「自動」とのこと。「弱」だと、設定温度になるまでに時間がかかり、余計な電力を使ってしまうそうだ。いっぽう「自動」だと、冷えるまで「強風」にして、その後は「微風」と、エアコンが自動で調節してくれるので効率的とのこと。

次に、「風向き」について。「下向き」と「水平」どちらがより効率的?

なんとなく、体に直接冷たい風があたる「下向き」と思いがちだが…正解は「水平」

冷たい空気は重いので、下に沈んでしまう。するとエアコンが上の暑い空気を感知して、冷やしすぎてしまうとのことだ。余分な電力を使ってしまうので、「水平」だと上の空気もしっかりと冷えて、温度ムラを抑えることができるのだ。

エアコンを賢く効率的に使って、暑い日々を乗り切っていきたい。

(テレビ宮崎)

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