JA福井県は27日、これから収穫が本格化する県産米の主力のコシヒカリについて、店頭での販売価格が5キロあたり4500円を上回る高値水準になるとの見通しを示しました。
   
県内のコシヒカリは平年並みの9月5日ごろ収穫のピークを迎えます。生産者に前払いする概算金は2024年の1.7倍となり、店頭での販売価格も高値水準が予想されています。
    
JA福井県五連の宮田幸一会長はー
「4500円くらいにはなる。流通コストなどを鑑みると、適正価格は3500円から4000円までだと思う」
  
猛暑と少雨による高温障害で収穫量が減ると、さらに高値になる懸念もありますが、JA福井県では収穫量への大きな影響はないとしました。
   
一方、品質については、ほぼ刈り取りが終わった早生のハナエチゼンの一等米の比率は、26日現在で平年並みとしていますが、検査が本格化すれば下がる可能性もあるとしています。
 
また、これから収穫が本格化するコシヒカリについては品質面に懸念を示しました。
 
JA福井県は、高値水準が続くなか消費者の購買行動がどう変化していくのか注目していきたいとしています。

福井テレビ
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