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新米は水を少なく炊けばいいとは限らない?おいしさを引き出す鍵は「水分量の調節」と「水温」にあり|FNNプライムオンライン
解決!気になる「食のギモン」

新米は水を少なく炊けばいいとは限らない?おいしさを引き出す鍵は「水分量の調節」と「水温」にあり

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お米がもっとおいしくなるコラム

私たちがほとんど毎日食べているお米。けれど、生活の中に当たり前にあるものだからこそ、実は知らないことも多いもの。おいしい炊き方や上手な保存方法など、知っているようで知らない話を、お米に魅了されて新聞記者から米農家に転身し、現在は「お米ライター」として活躍する柏木智帆さんが綴る。

新米は水分が多いわけではない

各地で順次お米の収穫が行われています。

日頃ご飯を何気なく食べている人でも、新米は普段よりも選び抜いたお米を買うという人、普段よりも丁寧に洗って炊くという人、まずは白飯だけで食べるという人もいるのではないでしょうか。

日本人にとって「新米」は特別な存在(画像はイメージ)
日本人にとって「新米」は特別な存在(画像はイメージ)
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以前、稲に詳しい農学者から「日本人は新米を心で食べる」と聞きましたが、まさにその通りだと感じています。新米は心して食べたいからこそ、炊き方には悩みますよね。

よく言われているのは「新米は水分が多いから水を少なめに」という炊き方。でも、新米は水分が多いわけではないってご存知でしょうか。

収穫した籾(お米)は機械乾燥が主流です。一般的には水分含有率を15%程度まで落としていきます。収穫してから1年以上経った古米は、新米に比べると保管状況によっては水分が減る場合もあります。

でも、基本的には温度と湿度を管理した環境で玄米のまま保管されているので、大幅に水分が飛んでしまうことはありません。たとえば、「新米」と「年明けのお米」と「春先のお米」を比べると、必ずしも新米の水分が多いとは言えないのです。

水量はまず「いつもどおり」に

では、なぜ新米はみずみずしく柔らかめに炊き上がることが多いのでしょうか。

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柏木智帆
柏木智帆

米・食味鑑定士/ごはんソムリエ/お米ライター。大学卒業後、2005年神奈川新聞社に入社、編集局報道部に配属。新聞記者として様々な取材活動を行うなかで、稲作を取り巻く現状や日本文化の根っこである「お米」について興味を持ち始める。農業の経験がない立場で記事を書くことに疑問を抱くようになり、農業の現場に立つ人間になりたいと就農を決意、8年間勤めた新聞社を退職。無農薬・無肥料での稲作に取り組むと同時に、キッチンカーでおむすびの販売やケータリング事業も運営。2014年秋より都内に拠点を移し、お米ライターとして活動を開始。2017年に取材で知り合った米農家の男性と結婚し、福島県へ移住。夫と娘と共に田んぼに触れる生活を送りながら、お米の消費アップをライフワークに、様々なメディアでお米の魅力を伝えている。また、米食を通した食育にも目を向けている。2021年から「おむすび権米衛」のアドバイザーに就任。
著書に『知れば知るほどおもしろいお米のはなし』(三笠書房)、『お米がもっと好きになる。炊き方、食べ方、選び方』(技術評論社)がある。

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