天皇皇后両陛下主催の「秋の園遊会」が28日、赤坂御苑で開かれました。
午後2時前、両陛下は長女・愛子さまや秋篠宮ご夫妻、佳子さまなど皇族方とともに赤坂御苑に姿を見せられました。
両陛下は高市総理大臣などからあいさつを受けた後、騎手の武豊さん元タレントの佐野量子さん夫妻や元内閣審議官の新原浩朗さんと菊池桃子さん夫妻など、各界から招かれた参加者に歩み寄り声をかけられました。
陛下:
馬によってずいぶん一頭一頭違います?
武豊さん:
一頭一頭性格というか個性があって、私も38年ジョッキーをさせていただいているんですが、楽しいです。
皇后さま:
数々の記録を。
武豊さん:
ありがとうございます。
両陛下は移動やレースが続き、今週末に天皇賞を控えた武さんに「どういった点に気を遣っていらっしゃいますか」「お身体を大切に」と気遣われました。
また、佳子さまの勤務先の全日本ろうあ連盟の石野富志三郎元理事長には、皇后さまが「手話を習いたいと思いながら…」と伝えられ、両陛下揃って「ありがとう」の手話を使われる場面もありました。
愛子さまは石野元理事長に手話で「ありがとうございます」と挨拶し、武豊さんにはレースについて熱心に質問されました。
愛子さま:
よくレースを拝見しておりますが、何か競馬をされるうえで心掛けていらっしゃることとか。
武豊さん:
まずは人と馬の安全をいつも念頭に置いて。そしてやはり多くのファンの方に支えられているので、良いレースをお見せしなくてはいけないと常に心掛けています。
愛子さま:
1日に10レースもされるのは大変じゃないですか?10回も…もう脚がプルプルしそう。そのスピードであの姿勢で耐えられるっていうのがまず私は信じられない。
どこの筋肉を鍛えていらっしゃるんですか?
爽やかな秋晴れのもと、両陛下や皇族方は途中から二手に分かれて苑内を巡り、参加者と和やかに歓談されました。
