8月26日は「火山防災の日」です。立山の弥陀ヶ原火山で火山災害を想定した訓練が行われました。
立山・弥陀ヶ原は、2014年の御嶽山噴火後、火山防災体制の見直しで気象庁による「常時観測対象」の火山に追加されました。
今年で5回目となる訓練には県や立山町のほか、山小屋の関係者などが参加し、噴火警戒レベルが2に引き上げられ、火口周辺に噴石が飛散した想定で行われました。
*リポート
「噴石が避難者にあたりケガをしたという想定です。こちらの男性は頭にあたり、いま処置が行われています」
訓練では山岳警備隊や自衛隊がケガをした登山客の手当てや背負って搬送する方法などを山小屋の関係者などに指導しました。
山岳警備隊がザックを使った背負い搬送の仕方を説明
県は今回の訓練で見つかった課題を避難計画に反映させたいとしています。
*県危機管理局 大西哲憲次長
「初動対応は山小屋の方々などにもご協力いただく、常に連携しながら顔の見える関係を作っていきたい」