来月本格化するコシヒカリの刈り取りを前に、富山県やJAの職員が田んぼを見回り、生育状況を確認しました。

今年は高温が続いているため、刈り取りの時期が早まりそうです。

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25日は県やJAなのはなの職員が富山市の水橋地区の田んぼを訪れ、穂の様子を確かめたあと、収穫の目安を示す看板を設置しました。

「JAなのはな」によりますと、高温が続いている今年のコシヒカリの刈り取りは、例年より早い来月7日頃と見込んでいましたが、25日の見回りの結果、さらに早まりそうだということです。

コシヒカリは高温に弱く胴割米が発生しやすいことから、今年は収穫時期の見極めが一層重要となっています。

*富山農林振興センター 農業普及課 向野尚幸班長
「例年に比べると、これまでずっと高温で推移してきたので、(成熟が)早まっている。この後も暑いという予報になっているので、胴割米の発生が一番気になる。早めに刈り取りを始めてもらいたい」

県によりますと、高温が続いているものの、今年のコシヒカリの収穫量は平年並みと見込まれ、早いところでは来月上旬にも店頭に並ぶ見通しです。

JAから農家に前払いされる概算金は、コシヒカリの1等米60キロあたり2万6000円と記録が残る2004年以降で最も高く、新米の価格は去年より上がる見込みです。

富山テレビ
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