神戸市中央区のマンションで女性をナイフで襲い殺害した疑いで逮捕された谷本将志容疑者(35)が、3年前に神戸市内で女性の首を絞めて傷害を負わせたとして有罪判決を受けていたことが分かりました。
2022年9月の神戸地裁の判決によると、2022年5月、神戸市内のマンションで住人女性を待ち伏せて、女性が帰宅したところ部屋に押し入り、女性を転倒させて首を絞め、全治3週間のけがを負わせました。
また、この女性に対して、その年の元日から1月16日までの間に、女性がマンションに入る際、すぐ後についてオートロックをすり抜けて侵入し、エレベーターのなかで女性の姿を撮影するなどの付きまとい行為を行ったほか、路上で付きまとうストーカー行為を繰り返しました。
判決では、谷本容疑者が女性を狙ったきっかけについて「路上で見かけて一方的に好意を抱いた」と指摘しています。
そのうえで「再犯が強く危惧されると言わざるを得ない」と指摘したうえで「犯行を認めたうえで反省の態度を示し、再犯防止に努めると述べている」ことから、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡していました。