不同意わいせつ致傷の疑いで逮捕され、不同意わいせつ罪と傷害罪で送検されていた大阪府警の警部補だった男性について、大阪地方検察庁は不起訴処分にしたと発表しました。

大阪府高槻警察署の地域課の警部補だった男性(47)はことし4月、飲食店で客の女性の服の上から尻を揉み、女性を掴んで2回転倒させ、右ひざにケガをさせた疑いでことし4月に逮捕されました。

大阪府警によると、逮捕後の捜査の結果、わいせつ行為と暴行行為はいったん途切れていることから、検察に送致する際の罪名は不同意わいせつ罪と傷害罪となり、また女性から被害届が取り下げられ、示談が成立していたということです。

そして25日、大阪地検は捜査の結果、諸事情を考慮し、不起訴処分としたと発表しました。

大阪府警は、「警察職員としての倫理観が著しく欠如した言語道断の行為である」として、今月20日付で停職1カ月の処分としていて、警部補だった男性は20日付で依願退職していました。

警部補だった男性は取り調べに対し「今回このようなことをして本当に申し訳なく思っています。原因は一方的に私が悪いと反省しています。職を辞して責任を取るつもりです」と反省の弁を述べていたということです。

関西テレビ
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