東日本大震災の津波被害で閉校した後、仙台市宮城野区の小学校跡地に整備された「なかの伝承の丘」で、8月24日、慰霊祭が行われました。

旧・中野小学校の跡地にある「なかの伝承の丘」は、近くの蒲生、西原、和田、港地区で震災で亡くなった人たちを追悼しようとつくられました。

また、新たに「西原公園」が整備され、24日は開園式が行われました。

慰霊祭では、この地域で犠牲となった157人と、中野小学校が閉校するまでの143年を合わせて300本のろうそくに火が灯され、篠笛の演奏も披露されました。

港地区に住んでいた人
「父が震災で亡くなってずっと来られなかった。そろそろ来ないとなと思い、震災以来の人もいたので、元気な姿を見るとうれしいので、こういうイベントはやっていってほしい」

来年は8月末に開かれる予定です。

仙台放送
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