宮城県名取市は農作物の被害防止のために設置していたイノシシ用の箱わなにクマがかかり、殺処分したと明らかにしました。
クマが捕獲されたのは名取市愛島塩出の山林です。名取市によりますと、8月24日午前6時ごろ、市の鳥獣被害実施隊の隊員が、箱わなの見回りをしていたところわなにかかったクマ1頭を見つけました。
クマは体長1.1メートルの雄で市は法律などに基づき、殺処分しました。
名取市ではゆりが丘地区周辺で、同一個体とみられるクマの目撃情報が相次いでいて、23日、高舘熊野堂の山林にクマ用の箱わなを設置する対応をとりました。
目撃されていたクマと今回、捕獲されたクマが同じかは分かっておらず、23日に設置した箱わなは引き続き設置するということです。
名取市の山田市長は「住民の皆さまが安心して過ごせるよう、関係機関と連携しながら被害防止に向けた万全の策を講じてまいります」とコメントしています。