仙台市内の公園で、6月ごろから、車止めの金属製のポール盗難が相次ぎ、少なくとも51本が持ち去られていたことが仙台市や県警への取材でわかりました。宮城県警は、連続窃盗事件とみて捜査を進めています。

記者リポート
「こちらには普段ポールが立っているということですが、根元から抜かれた形跡があり、現在は代わりにカラーコーンが置かれています」

仙台市によりますと、6月30日、公園のステンレス製のポール4本がなくなっていることに気付いた住民が青葉区役所に連絡したことから、盗難被害が発覚しました。
近くには防犯カメラが設置されているということですが、持ち去られる様子は映っていなかったといいます。

近くに住む人
「カメラを意識していなかったら、ポールを盗んで道路へ出ればいいが、カメラに映ると…。なので用意周到に映らないの確認して、カメラが設置されていない通りへ出たのでは。自転車も危ないのではという話になる、住民も不安なので、防犯カメラを増設しましょうという話で自治会で決議して、早くて来月購入する」

青葉区によりますと、盗難被害はこの公園以外にも5カ所で確認されました。あわせて27本が盗まれ、すべて警察に被害届を出したということです。

また、仙台放送の取材では、青葉区以外でもすべての区で同様の被害が確認され、金属製ポールの被害本数は少なくとも51本に上ります。県警は、転売目的の連続窃盗事件とみて、捜査を進めています。

仙台放送
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