ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり停戦の糸口をさぐる米露首脳会談について、トランプ大統領は「失敗に終わる可能性が25%ある」と述べました。
トランプ大統領は14日、FOXニュースラジオのインタビューに対し「2回目の会談は非常に重要になる。チェスのようだが、今回の米露会談が2回目の会談の土台になる。ただ、米露会談が失敗に終わる可能性が25%ある」と述べ、15日にアラスカ州アンカレジのエルメンドルフ・リチャードソン基地で開かれるプーチン大統領との会談が成功裏に終わらない可能性もあるとの見方を改めて示しました。
その場合は共同会見をせずに現地をあとにすると述べました。
ロシアに対する経済的なインセンティブを提示するのかと問われた際は「手札は見せたくない」とした上で「経済的インセンティブも制裁も非常に強力だ」として、具体的な説明は言及を避けました。
一方で、プーチン氏には「合意の用意があると思う」と期待感を示し、3者会談の開催についてすでに3カ所の候補地があると明らかにしました。
注目の米露首脳会談は現地時間15日午前11時半=日本時間の16日午前4時半に行われる予定です。