アメリカのトランプ大統領が、デンマーク領グリーンランドの領有に意欲を示す中、NATO(北大西洋条約機構)は11日、北極圏での警戒や監視を強化すると発表しました。
新たな活動は「アークティック・セントリー」と名づけられ、グリーンランドを含む北極圏で、警戒や監視を常時行う体制を強化することが目的です。
この動きは、1月にスイス・ダボスで行われたトランプ大統領とルッテ事務総長の会談を受けたもので、ロシアの軍事活動の活発化や中国の関心の高まりを念頭に、同盟として地域防衛への関与を強める狙いがあります。
NATOヨーロッパ連合軍最高司令官は、北極圏は「世界でも特に戦略的重要性が高く、環境的にも厳しい地域」だとしたうえで、「NATOの強みを生かして安全を確保する」と強調しました。