ISS=国際宇宙ステーションに滞在していた日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんらが日本時間9日、地球への帰還に向けてISSを出発しました。
2025年3月からISSに滞在していた大西卓哉船長ら4人の宇宙飛行士は、地球への帰還に向けた最後の作業を行い、日本時間9日未明、スペースXの宇宙船「クルードラゴン」に乗り込みました。
大西さんはISS滞在中、がんの治療薬に関する実験などをしたほか、今月、同じ日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんが到着した後は数日間にわたり、引き継ぎを行いました。
出発直前、大西さんは自身のSNSに「ISS長期滞在中、応援して下さった皆さま、支援下さった関係者の方々、運用チームのみんな、本当にありがとうございました」と感謝のメッセージを投稿しました。
また、油井さんに対しては「短い時間でしたが、宇宙で一緒に仕事ができたことは望外の喜びでした。この先の滞在、頑張ってください!」とエールを送りました。
「クルードラゴン」は午前7時すぎにISSを出発し、日本時間10日午前0時すぎにアメリカ・カリフォルニア州沖に着水する予定です。