フランスの捜査当局は、極右政党・国民連合のパリの本部などを家宅捜索しました。
捜査当局は9日、国民連合の党本部や複数の企業の本社などを家宅捜索したと発表しました。
国民連合には、2022年にルペン氏が立候補した大統領選挙と2024年のヨーロッパ議会選挙などにおいて、選挙活動のための資金を不正に調達した疑いがもたれています。
国民連合のバルデラ党首は「野党がこのような嫌がらせを受けたことはかつてなかった。民主主義に対する深刻な攻撃だ」とSNSに投稿し反発しています。
国民連合を事実上率いているルペン氏は、ことし3月、公金を不正に流用した罪で有罪となり、2027年の大統領選挙への出馬を事実上禁じられる判決を受けています。