サッカーJ3・高知ユナイテッドSCの秋田豊監督の指導に対し、選手・スタッフからパワーハラスメントの申し立てがあった問題で、2日、クラブは問題発覚後初めての記者会見を開き、山本社長が謝罪しました。
高知ユナイテッドSC 山本志穂美社長:
「多くの皆様にご心配とご不安をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます」
午後2時から開かれた記者会見には、山本志穂美社長と松山周平強化部長が出席し、秋田豊監督の姿はありませんでした。
会見では新たに、秋田監督からのパワハラについて、ユナイテッドの選手からチームではなく日本プロサッカー選手会へ申し立てがあったということが明かされました。
その後、クラブは秋田監督と選手・スタッフに聞き取りを実施。両者の意見に食い違う部分があったため、第三者の弁護士で構成する特別調査委員会を設置し、調査を行っています。
記者会見では、記者からパワハラの内容に関する質問が出たものの、ユナイテッド側は調査に影響が出るとして選手名を含めて一切答えませんでした。
寮母として選手たちと共に生活する山本社長は、選手から直接相談がなかったことについて―。
高知ユナイテッドSC 山本志穂美社長:
「選手たちが報告できる場をつくってあげられなかったというのはとても遺憾ですし、残念でならない」
現在、秋田監督は休養しており、神野卓哉ヘッドコーチがチームの指揮をとっています。監督の処分については、特別調査委員会による調査中であり事実認定がないため言及できないとしています。
特別調査委員会による調査期間は未定です。