熱気を追い出せたら、窓とドアを閉め、エアコンを“冷房の自動モード”で運転しよう。

「エアコンをオンにするタイミングは、室温が外気と同じくらいに感じたら。窓際で外気に触れてみる、室温計があればその数値を参考にしてもいいでしょう」

帰宅後すぐのエアコンは避けて
帰宅後すぐのエアコンは避けて

暑いとエアコンをすぐオンにしたくなるが、こちらはあまりお勧めできない。冷えるまでに時間が必要で、電気代も高くつくそうだ。

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不在時にあたたまりにくくする工夫

帰宅時の暑さに悩むなら「あたたまりにくい環境を作る」ことも大切と、矢野さん。日当たりが良い場所や窓の外側に「すだれ」「よしず」を取り付けてみてほしいとアドバイスする。

「熱が伝わりやすい場所を遮り、家に日陰を作れると室温を抑えやすいです」

すだれなどを窓に取り付けてみよう(画像はイメージ)
すだれなどを窓に取り付けてみよう(画像はイメージ)

もし難しいなら、カーテンを遮光・遮熱性能があるものに買い替え、出かける際に閉めておくようにするだけでも、対策になるそうだ。

「育てるまで時間はかかりますが、窓の外側にグリーンカーテン(アサガオなどツル状の植物を育てること)を作るのもお勧めです。熱エネルギーをカットすると言われています」

このほか、家の「換気口」は放置されがちだが、出かける前には開けておく癖をつけると、こもった空気が外に逃げやすいとのこと。

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