東京・荒川区にある保護犬カフェ。
出迎えてくれたのは2匹のチワワ、にこちゃん(6歳)とナウくん(8歳)。
実はこの2匹、7月に、ある怖い目にあっていた。
チワワ2匹を抱えてタクシーに…
保護犬カフェわんだん邸南千住店・責任者:
気が狂いそうでした。ほんと。

深夜に店に侵入した男によって、連れ去られてしまった。
その連れ去った人物が…。

しっかりとした足取りで警察車両に乗る男。鈴木大輔容疑者(46)。

鈴木容疑者は先月3日の深夜、保護カフェに侵入。チワワ3匹を盗んだ疑いなどが持たれている。

記者リポート:
鈴木容疑者はスタッフ出入り口から侵入、柵2枚倒して犬を連れ去ったといいます。

連れ去られたのは、にこちゃん・ナウくん・まろちゃんの3匹。

鈴木容疑者は当時鍵がかかっていなかった店から、1匹を連れ去った。

しかし1匹は鈴木容疑者から逃げ出したため、再び店に戻り、さらに2匹を盗んだという。

「犬を持ってタクシーで移動したことは記憶にある。」

その後、鈴木容疑者は2匹を抱えてタクシーに乗り、都内のスナックに行ったという。
盗まれたチワワ3匹は翌日、無事見つかったが…。

スタッフ:
帰って来てからはちょっと控えめになったというか、臆病になってました。怖かったと思います。
戻ってきた直後は、震えていたという。

保護犬カフェわんだん邸南千住店・責任者:
色々うちに来る子達って言うのが、繁殖引退犬であったりとか、ブリーダー崩壊とか、どこも引き取ってくれないからお願い出来ないですかってきた子。
こちらの保護犬カフェでは、虐待などの飼育放棄や行き場をなくした犬らが保護され、新しい里親を探す場所。
盗まれた犬たちには、さらなるストレスがかかったことも予想される。

さらに店によると、チワワが盗まれた約10日後に、鈴木容疑者によく似た男が店にやってきて、こう言われたという。

保護犬カフェわんだん邸南千住店・責任者:
“クソ犬しかいねぇじゃねぇか”と自分のほうを見て言ってきたので。
交番に行ってバッと逃げたのか、その道路の真ん中で横になってて。本当に似てた感じですね。
店によると迷惑行為をした男は、警察に連れて行かれたという。

保護犬カフェわんだん邸南千住店・責任者:
(施錠しておらず)自分が悪い部分があったので、相手ばっかりと言う部分のもアレなんですけど、考えられないとしか言えないですし。今後絶対にないようにしようとだけは思いましたね。

保護犬カフェでは暗証番号と指紋認証の鍵をかけ防犯カメラも設置し、防犯対策を強化したという。
(「イット!」8月14日放送より)