上信越自動車道のトンネルの上で進められている巨大な岩の撤去工事。数年前からその様子が「要塞のように見える」と話題になっている。先日、見学会が開かれ多くの親子連れが訪れた。
「要塞のように見える」と話題
上信越道の上り線。碓氷軽井沢インターを過ぎてしばらく走ると異様な光景が。
まるで「要塞」のようだ。
正体は高さ70メートルの大きな岩の塊。工事現場の足場が組まれた様子が「要塞のように見える」と数年前から話題となっている。

ここは群馬県安中市の北野牧トンネルの上部。落石の恐れがあることから、2017年から岩の塊を砕いて撤去する作業が進んでいる。
見学会が大人気
今の状況について、NEXCO東日本の山岸睦功さんは「現状、高さ30メートルくらいまで下がってきて9割くらい掘削が完了している」と説明する。
確かに2024年の同じ時期に比べると、かなり低くなっていることが分かる。

話題の「要塞」。限定のイベントとして見学会も開かれていて毎回大人気だ。
先日の見学会は夏休みの子ども対象。全国から親子54人が参加した。
「ビッガー」という岩を砕く重機を見るなど工事の様子を間近で体験。

参加した子どもは「迫力満点。楽しかった」、「普段は見られない高速道路の裏側を見られたのでよかった」と話し、夏休みの思い出になったようだ。
ネクスコ東日本によると、工事が終わるのは2029年の予定だという。
(長野放送)
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