宮崎県の高千穂高校は、全国から生徒を募集する「全国枠」を2025年度から導入した。4月には大阪や兵庫などから1年生10人が入学。町内で寮生活などをしながら高校に通い、「剣道部」や「神楽保存会」などに所属して、地元の高校生と一緒に学んでいる。
「全国枠」で入学した1年生の思い

6月9日は、「全国枠」の募集に協力した高校の魅力向上推進委員会が開かれ、西臼杵の3つの町や高千穂高校の関係者に対し、代表して生徒3人があいさつした。

大阪から入学:
私は大阪では体験できない「農業」だとか「神楽」だとか、日本の文化を後世に少しでも多く残したいと思って、ちょっとずつ頑張っています。

兵庫県から入学:
私は地元とは違った豊かな自然の中で「剣道」をしたいと思い、高千穂高校に進学しました。

兵庫県から入学:
「神楽」でお客様を圧倒できるような踊りができたらいいと思います。

県内では、えびの市の飯野高校や高鍋農業高校、それに宮崎海洋高校でも「全国枠」が導入されていて、高校の特色を活かした学びが行われている。
(テレビ宮崎)