国内外で寿司店などを展開する『銀座おのでら』が熊本県内3つの酒蔵とコラボし、日本酒や焼酎を造る。坂上暁史総料理長は6月9日に熊本県庁を訪れ「熊本の酒の魅力を国内外に発信したい」と意気込みを語った。
寿司店など国内外21店舗を展開
熊本県庁を訪れたのは『銀座おのでら』の坂上暁史総料理長など。

東京・銀座に本店を置く『銀座おのでら』は、アメリカ・ハワイや中国・上海など国内外で寿司店など21の飲食店を展開。ONODERAグループは、東京・豊洲市場のマグロの初競りで、5年連続で一番マグロを競り落とし、各店舗で提供している。

『銀座おのでら』では、2013年の創業以来、千代の園酒造の日本酒『泰斗』を提供していて、坂上総料理長は「今回のプロジェクトで熊本の酒の魅力を国内外に発信したい」と木村知事に意気込みを語った。
コメやイモの栽培から酒造り行う
今回、山鹿市の千代の園酒造や水上村の松下醸造場、天草市の天草酒造の県内3つの酒蔵とコラボ。原材料のコメやイモの栽培から手がけ、完全オリジナルの日本酒や球磨焼酎などを製造する。

今回の提案に木村知事はいいものを作り、付加価値を付けて提供する「食のみやこ熊本県のパートナーになってほしい」と話し、期待を寄せた。

『銀座おのでら』の坂上総料理長は「寿司といえば日本酒。その国に根付いた文化を感じたい思いは海外の人も多いので(熊本を)伝える機会はたくさんある」と話した。

この酒造り、2026年春にコメやイモの栽培を開始し、早ければ2027年春以降の販売を計画している。
(テレビ熊本)