熊本市西区河内町で生産されたブランド焼きのり『塩屋一番』が1箱432万円で落札された。板のり1枚当たりの価格は1200円で、史上最高の落札価格としてギネス世界記録に認定された。

1枚当たり1200円のブランド焼きのり

1箱432万円落札されたのは、熊本市西区河内町の塩屋地区で生産されたブランド焼きのり『塩屋一番』。

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2025年2月の入札会で、のりの製造会社『通宝』、菓子店の『風雅』、販売会社の『有明のり研究所』の3社が1箱432万円で落札。1枚当たり1200円と『オークションで落札された最も高額な板海苔』としてギネス世界記録に認定された。

6月4日の贈呈式には、関係者約20人が出席し、落札した3社に認定証が手渡された。

「うれしいよりもびっくりの方が大きい」

有明のり研究所の嶋田由美子代表取締役は「有明海が不安定な海況が続いている中で、このような素晴らしいノリが採れたことをうれしく思う。熊本ののりをもっと世界に。世界一が取れたのりを作れる漁場として、熊本ののり全体を盛り上げたい」と話した。

また、ノリ生産者の猿渡昇さんは「とてもびっくり。ありえない値段をつけていただいて、うれしいよりもびっくりの方が大きかった」と話す。

『塩屋一番』は、初摘みのノリの中で、うま味の元となるたんぱく質含有量50パーセントに限定し、やわらかさや香りなどの基準を満たしたノリをブランド化したもの。

ギネス登録されたのりは、熊本市の鶴屋百貨店や『風雅』、『有明のり研究所』の直営店やオンラインショップで販売されている。

(テレビ熊本)

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