テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は「熱中症」についてお伝えする。

4日の宮崎は高気圧に覆われ朝から日差しが届いた影響で気温が上がった。宮崎空港では最高気温が31.7度と、全国一の暑さとなった。また日南市と串間市でも31.4度まで上がり、いずれもことし一番の暑さとなった。

「熱中症」かつての呼び方は…

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日差しが降り注ぐなか、子どもたちは元気に遊んでいたと思うが、このように声をかけた方もいるかもしれない。「日射病に気を付けなさいね!」ただ、子どもたちは「日射病」とは何のことか分からないだろう。

そう、かつては「日射病」「熱射病」と呼ばれていた。「日射病」は強い直射日光に長時間当たることで発生。そして「熱射病」は高温多湿な環境に長時間いることで発生するものだった。それを、2000年に「熱中症」に統一しようということになった。

きょうはスタッフの女性が体調が悪そうで聞いてみたところ、頭痛や吐き気、そして寒気がするということだった。熱中症の専門医に聞いたところ、「暑い環境にいたのであれば、ほぼ間違いなく熱中症ではないか」とのことだった。女性は「まさか自分が」という反応だったが、本当にいつ起きてもおかしくない状況になっている。

熱中症予防の「かきくけこ」とは?

こで今回は、熱中症予防のための「かきくけこ」というものを紹介したい。

「か」…「風通しを良く」
「き」…「休憩をとる」
「く」…「クーラーを使う」
「け」…「健康的な食・睡眠を」
「こ」…「こまめな水分補給」

5日の熱中症情報を見ると、各地で「注意レベル」そして美郷は「警戒レベル」となっている。きょうの暑さからは落ち着くが、念のため注意が必要だ。

(テレビ宮崎)

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