5月28日午後、岩手県北上市の商業施設付近にクマが出没し、捕獲されることなく約7時間後に姿を消しました。
市内では29日もクマが目撃されていて、市が注意を呼びかけています。
北上市北鬼柳では28日午後2時半ごろ、東北自動車道北上江釣子インターチェンジ近くの茂みに1頭のクマがいるのを通りかかった人が発見しました。
警察などによりますと、クマは成獣とみられ、商業施設の向かいにあるのり面にとどまり続けました。
近くには住宅もあり、市では刺激しないよう注意しながらフェンスの外側にハチミツを塗っておびき出そうとします。
するとクマは午後9時半ごろ、フェンスをよじ登って乗り越えハチミツをなめた後、駐車場を横切って南にある川の方向へ姿を消しました。
市内では29日午前6時ごろ、28日に出没した場所から北西に3キロほどの水田付近でも同じ個体とみられるクマが目撃されていて、警察が周辺をパトロールしています。