6月1日(日)に、競馬の祭典・日本ダービー・GⅠが行われる。「すべてのホースマンの夢」とも言われる日本ダービーは、競馬に関わる者であれば、誰しもが憧れ、勝ちたいレースである。
プライムオンラインでは、レース当日まで6回にわたって、そんな日本ダービーに挑むジョッキーを紹介していく。第3回は、10度目の挑戦でダービー2勝目を目指し、ショウヘイとのコンビで挑む名手クリストフ・ルメール騎手。
2度目のダービー制覇へ
世界最高峰のレース“凱旋門賞・G1”が毎年行われるフランス。そのフランスで生まれたクリストフ・ルメール騎手(46)は、地元で騎手デビュー。
2002年に短期免許で初来日すると、2015年にはJRAの通年免許を取得。
5月25日終了時点で、JRA通算2016勝、JRA・GⅠ55勝。今年は42勝を挙げ、全国リーディングでは7位につけている。

今月のヴィクトリアマイル・GⅠを勝利し、通年免許を獲得した2015年から11年連続のJRA・GⅠ制覇を果たした。

そんなルメール騎手は、2015年にサトノクラウンで日本ダービー初騎乗を果たし3着。
サトノダイヤモンドで挑んだ翌年はハナ差の2着。

そして、3年連続3度目の挑戦となった2017年。デビューから手綱を握ったレイデオロで悲願のダービー制覇を果たす。

後方4番手でレースを迎えると、向こう正面でまくり一気に2番手まで進出。会場のファンがどよめく奇襲に出た。そのまま2番手をキープし迎えた直線、残り200mで先頭に立つとそのまま押し切った。

この勝利で自身初のダービー制覇だけでなく、タイキシャトルやシンボリクリスエスなどといった数々の名馬を輩出してきた東の名門・藤沢厩舎(藤沢和雄調教師は2022年に定年引退)に悲願のダービー初制覇をももたらした。
ショウヘイで挑む日本ダービー
以降、2019年を除いて騎乗を続けるも、2勝目に手が届いていないルメール騎手。

今年は、京都新聞杯・GⅡを快勝し夢舞台へと滑り込んだショウヘイとの初コンビで、10度目の日本ダービーに挑む。
名手の手綱さばきで、いざSHOW-TIMEの時。
日本ダービーは、6月1日(日)午後3時40分に発走する。
みんなのKEIBA 日本ダービー・GⅠ
6月1日(日)午後2時40分から拡大放送
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