大阪・関西万博の「福井県ゾーン」への来場者が、4月13日の開幕から1カ月で約5万1000人となりました。来場者アンケートでは9割以上から好評の回答を得ていて、県は県内への観光誘客につなげたいとしています。
大阪・関西万博の「福井県ゾーン」は、会場の夢洲に関西広域連合が出展している関西パビリオン内に設けられ、テーマパークのアトラクションのような体験型の演出で“恐竜王国”をPRしています。実物大のフクイラプトルの模型が出迎える「ツアーゲートエリア」、懐中電灯型のデバイスを壁や天井にかざし、恐竜化石の発掘を模擬体験する「発掘体験エリア」、大型スクリーン映像で恐竜の世界への没入体験ができる「時空の旅エリア」と3つのエリアを約20分かけて楽しむ演出です。
県誘客推進課によりますと、1回30人の定員は平日も含めほぼ満員の状態で「想定以上の来場者数だ」としています。また、約700人を対象に実施したアンケートでは、9割以上から「福井県ゾーンが面白かった」「福井県に行ってみたいと思った」との回答が得られたということです。
県では、5月23日から3日間、海外のブースが並ぶエリアでインバウンド誘客に向けたPRを実施するほか、7月16日には「恐竜王国福井DAY」と銘打ったイベントで県の魅力を発信することにしています。