トルコ南部アンタルヤで、バスが道路から転落し、横転する瞬間がカメラに捉えられた。バスはカーブを曲がりきれずに横転。乗客18人と運転手が負傷した。

一方、運転手の母親は勤務が過酷すぎると激怒、労働環境の改善を訴えている。

観光バスが転落…ニワトリ小屋付近で横転

トルコ・アンタルヤで4月29日、ニワトリ小屋で撮影されたのは「ドーン！」という強い衝撃だ。ニワトリたちはどうした、どうしたと慌てふためいていた。いったい何が起きていたのか。

当時、ニワトリ小屋の脇にあった土手の上の道路を、観光バスが走ってきていた。

この記事の画像（11枚）

しかし次の瞬間、バスはカーブを曲がりきれず、道路から転落。ニワトリ小屋をかすめて横転した。よく見ると、小屋の前には人がいたが、迫り来るバスから間一髪で逃げ出していた。

一瞬にして大混乱に陥った現場には、後続のバスに乗っていた人たちや消防が駆けつけ、救出活動が始まった。

負傷者多数…運転手の母が労働環境を指摘

この事故で横転したバスに乗っていた観光客18人と運転手がけがをしたが、命に別条はなかった。

事故の原因について、地元メディアは運転手がカーブでハンドル操作を誤り、道路の外に飛び出したと伝えている。

一方、事故を聞きつけて現場に駆けつけた運転手の母親は「息子は10時に帰ってきて、2時にまた仕事に行かされるのよ！ありえないわ！」と激怒していた。

息子が働かされ過ぎていると主張し、もっと運転手を増やすべきだと怒り心頭の様子だった。
（「イット！」 5月13日放送より）