子どもが授業参観で手を挙げたけれど、答えたら間違えてしまって落ち込んでいるとき、あなたならどう声かけをしますか。
・お父さんお母さんの前で、いいところを見せたいと思って一生懸命手を挙げた
・自信をもって答えたら間違えて、何人かの友達に笑われた
・「もう一生発言しない」と言っている。帰ってきても泣いている

このような場合でも、まずは子どもの気持ちに寄り添い、何を感じているのかをじっくり聞きます。「悲しかったね」とまず受け止めます。
抱きしめてあげるなどして、スキンシップをとるのも有効です。
「大好きだよ」
「あなたは今のままで素晴らしいよ」
と無条件の愛情を注ぎます。このとき、言葉にしなくてもメッセージは伝わるのです。
butではなくandで
子どもが話し始めたら、とにかく最後まで聞きます。子どもの気持ちを否定せず、とにかく共感します。
「そうか、それは大変だったね」
と言ってあげるだけで、子どもは自分の気持ちを理解してもらえたと思うのです。間違っても、親として解決しようとはしません。
「Yes,but法」という考え方があります。相手の意見をいったん受け入れた後、その意見とは別の視点や代替案(but)などを言うものです。
「失敗はいいけれど、ここがダメだったね」
と言われると、子どもは「ここがダメだった」としか受け取れないので、butで終わってはいけないのです。