ヘリ死亡事故で調査官を派遣へ
6日、医療搬送用のヘリコプターが長崎・壱岐沖の海上で発見され3人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は7日午後に調査官を現地に派遣する。

6日午後2時50分ごろ、長崎県の対馬空港から福岡市の福岡和白病院に向かっていた医療搬送用のヘリの消息がわからなくなり、約2時間後に壱岐沖の海上で転覆しているのがみつかった。

ヘリには6人が搭乗していたが、患者のモトイシ・ミツコさん(86)、息子のカズヨシさん(68)、医師のアラカワ・ケイさん(34)の3人の死亡が確認された。
国の運輸安全委員会は7日午後、現地に調査官を派遣し、関係者の聞き取りなど事故原因の調査を始める方針。
運行会社「離陸時は支障なかった」
ヘリコプターを管理・運航していたエス・ジー・シー佐賀航空が7日午前に会見を開き、対馬空港を飛び立つ当時の状況は安全な離陸に支障なかったとしている。

エス・ジー・シー佐賀航空のヘリコプターは、2024年7月にも福岡・柳川市で事故を起こしていて、2人が死亡している。