3月5日朝、熊本・天草市の住宅地で、イノシシが罠にかかっているのが見つかった。天草市内では農作物が食い荒らされる被害が相次いでいて、市はもしイノシシを見かけても刺激しないよう注意を呼び掛けている。
体長約80センチ体重50キロほどのイノシシ
3月5日午前6時ごろ、天草市の住宅地で、畑に仕掛けられた箱罠で、体長約80センチ、体重50キロほどのイノシシが捕獲されているのが見つかった。

近所の人によると、イノシシは以前から近くの山にいたが、最近、頻繁に目撃されるようになり、住宅近くのミカンの木が被害に遭ったという。

近隣住民は「ここ(住宅)の下を混ぜくってさるく。ここの下も、ここの裏も、そこの周辺も全部(掘り返す)。これは稲を作っていいか、作られないか、心配しています」と話し、別の住民は「イノシシが歩いた足跡ですね。ミカンとかを食べに来るんでしょうね」と話した。
1月1カ月で636頭捕獲 ジビエとして利活用
罠は有害鳥獣捕獲対策協議会に依頼して設置したもので、協議会のメンバーがイノシシを引き取ってジビエとして利活用するという。

天草市によると、捕獲されたイノシシは2025年1月の1カ月間で636頭で、2024年に比べて大幅に増えているという。
(テレビ熊本)