なぜなら通常の定期預金は固定金利なので、預入時の金利が満期まで適用されます(変動金利の定期預金もありますが取り扱う銀行は少ない)。
これからまだ金利が上がる可能性があるので、金利が上がったら高い金利の預金に預け替えをしたいからです。

預け入れの際に「元利自動継続」を選べるなら選択しましょう。
例えば1年定期で元利自動継続にすると、1年後の満期には、付いた利息を元本と合わせて新しい元本とし、その時点の金利(金利が上がっていれば上がった金利)でまた1年間預けることになります。つまり自動的に金利の上昇に乗ることができます。
この方法なら、お金を使う時期が予定より遅れても問題ないし、逆に早まった場合も、中途解約しても元本割れしないので問題ありません。
手数料に注意!
ネット銀行をはじめとする新しい銀行に口座を持って、金利が高めの定期預金を利用する際の注意点は、お金の動かし方です。
現在、使っている銀行からネット銀行などにお金を動かす方法は、ATMを使う(現金で引き出して入金する)か、振込むかの2つ。
そこで、ATM手数料や振込手数料がかかると、せっかく高い金利の定期預金に預けても、手数料の分、利息が減ってしまいます。
両方の銀行について無料で使えるATMを確認すること。銀行によっては、条件を満たせば他行振込手数料が無料になるので確認してください。
「個人向け国債」という手も
やはり金利上昇の波に乗れる金融商品に「個人向け国債変動10年」があります。