日頃から注意していても、うっかりしたミスなどから、トイレは詰まることも考えられる。
宮副さんは「本来流されるものが残る形になるので、トイレの水位が上がります」という。便器を見て「いつもより溜まっている水が多いな」と感じたら、注意してもいいだろう。
ラバーカップの正しい使い方
そんな時は「ラバーカップ」で解決することもあるだろうが、使い方を知っているだろうか。TOTOが紹介している、トイレの詰まりを解消する手順を紹介したい。
【必要なもの】
ラバーカップ、マイナスドライバー、灯油ポンプ、バケツ、雑巾、ビニール袋（45L程度の大きさ）、ハサミ、ゴム手袋
【ラバーカップの使用方法】
（1）トイレの電源プラグを抜く
（2）トイレ横の「止水栓」を、マイナスドライバーで時計回りに回らなくなるまで閉める
（3）トイレ上部にあるタンクのふたを外し、内部の水を灯油ポンプでバケツに移す
（4）ビニール袋の中央に切り込みを入れ、ラバーカップの持ち手部を通す
（5）持ち手部を通したビニール袋で、便器全体を覆い、テープで止める
（6）ラバーカップを便器の排水口に密着させ、静かに押し付け、勢いよく引く
（7）詰まりが解消したら、水が流れることを確認する
以上だ。
逆に詰まった状態でしてはいけないのが、レバーやボタンを押すこと。水が出てくるので、周囲が汚水であふれてしまうそうだ。もし、ラバーカップを使っても状態が変わらないのであれば、水道修理店などに相談しよう。
トイレが詰まることがあるなら、洗浄水量が見合っているかどうか、異物を流していないかを確認するといいだろう。
なお、TOTOではない他社メーカーのトイレでは異なる部分があるかもしれないので、気になるなら使っているメーカーに確認してほしい。
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