捜査情報を漏洩

21日　　　　　　
午前6時半ごろ起きたと思う。午前7時ごろ、寮を出たと思う。春日駅から乗車。有楽町線新富町駅で降り、築地署へ。
講堂に集まり、受付を済ませた。
午前8時前には着いていたと思う。編成、相勤者の発表。
午前9時ごろから偉い人の訓授があったと思う。
昼前には相勤者と署を出て病院等の聞き込みをした。

丸の内線の被害に遭った車両の実況見分もしたと思う。
午後5時すぎに時間がまだあるので相勤者と銀座のデパートに行き、階段の踊り場で捜査報告書を主任さんが書いていると私のポケベルがなり、井上のメッセージだったので、デパートの緑の電話で井上の携帯電話にかけると、「警察が本栖湖にいっぱい集まっているけど何か知らないか（緊張しているとか切迫している感じ）強制捜査が入るのかとも聞かれたと思う」

私は「ここ（築地）では）そういう話は出ていない。もしあるとしたら仮谷さん事件で重田（仮名）というのが容疑者になっているので、大崎署の仮谷事件ではないかと言った。井上は「そうですか。わかりました。何か動きがあったら教えてください」こんなやりとりが続いたと思う。

ポケベルはその前に鳴ったと思う。すぐに電話できないので数回鳴ったのではないか。

捜査会議の時間は忘れたが午前7時～午前7時半の間で1時間くらいだったと思う。
午後9時ごろ寮に向かい春日駅のボックス電話から井上の携帯電話にかけ、その日自分がやった捜査を教え、捜査会議の結果も言ったと思う。捜査本部人員300人くらいとかを井上に言ったと思う。当日はそのまま寮に帰って就寝。

22～25日　　　
はっきりした記憶がないが、だいたいパターンが同じ。最初は丸の内線に行って実況見分、電車の運行時間を調べたり、被害者の会社、自宅で聞き込み朝の捜査会議だと思う。

夜は何時まで上がって来いと指定され、その時間に署にあがり、捜査報告書を書いた。帰宅途中、春日駅周辺の公衆電話（ボックス）から井上に電話した。主にその日にやった内容、その他捜査会議で得た情報、犯人の人着等、どこどこ駅で不審者が降りたというような情報を教えたと思う。

26日　　　　　　
この日は出勤は同じ。相勤者が上九へガサに行ったのでこの日は富坂署の人と相勤、病院回りをした。被害者の中にオウムがいるのではないかという情報のつぶしをした。

署に上がると明日上九へガサと任務を下命された。帰宅途中同じく井上に電話をした。

「明日上九に捜索に行くんです。（第7サティアンに行くと言ったかわからない）知っている人に会ったらどうしますかね」井上は「わかりません。私が言っておきますので大丈夫です」同じく捜査会議の内容、捜査状況を知らせたと思う。

この時かどうか忘れたが、群馬で「立位礼拝」しているのがいる。

署に行って作業衣等を取りに行く。公安（鍵のある場所を知っているから自分であけてはいった）

27日
上九へ捜索に行く。行き帰りともバス。警視庁本部から警視庁本部解散、丸の内線で本郷3丁目で下車。寮の近くから井上に電話した。城田（仮名　熊本県警の元警察官でオウム信者・情報を流していた男）が第7サティアンにいた。井上が第7サティアンではサリンは作れない。私はあんな汚いところではできないと答えた。

28日　　　　　　
捜査は恵比寿のバス運転手からの聞き込み
同じように井上に電話したと思う。
その他と特別な記憶はない。

本富士PSから連絡をもらったのは29日と思う。

ポケベル333（アパ対）でメッセージが入り電話すると結城（仮名）部長「診察を受けろ」といわれたが、築地の捜査本部の係長にTELをしてほしい。そして30日東大病院に行ったと思う。

29日　　　　　　
午前7時30分署に着き、捜査報告書を書き、午後8時30分署を出る。（部屋から1回井上に電話したことがある）記憶に残るような話をしたことはない。
朝まで自分の部屋。恵比寿駅前のバスタクシー運転手の聞き込み　朝の捜査会議には出ていないので井上に報告したのは自分のやった仕事のみであったと思う。