今シーズンJ3で2位となり、来季のJ2昇格を決めたFC今治。昇格にも大きく貢献し、将来が嘱望された高卒ルーキーがさらなる飛躍を誓う。
鋭いドリブル武器に大躍進!
サッカーの名門・東京の帝京高校から加入し、今シーズンFC今治でプロデビューした横山夢樹選手。横山選手はJリーグ初先発となった3月の試合でいきなりJ初ゴールを記録し、自らの存在を強烈にアピールした。
この記事の画像(11枚)シーズン中、日を重ねるごとに成長し、チームの主力として大躍進した横山選手はチーム2位タイの6ゴールを挙げ、夏にはJリーグが選ぶ21歳以下が対象のヤングプレーヤー賞に2カ月連続で選ばれた。
「やっぱり1年目でこれだけ出させてもらってることに、まず服部監督に感謝している。自分の一番の武器はドリブルからのシュート」と語る通り、横山選手の一番の武器は鋭いドリブル。持ち前の、相手を揺さぶる自慢の「仕掛け」は今治に来てさらに磨きがかかり、ゴールにつながる縦への突破で年上のJリーガーを脅かした。
FC今治・服部年宏監督:
ゴールへ向かう姿勢は非常に強くて、チャンスは彼の所から非常に多くなっているので、ゴールにつながるっていうのは彼の力も大きい。
世界を見据え…「頑張れば花開く」
練習後はファンの求めに応じて写真に納まるなど、人気も急上昇。
9月には国際大会で世代別日本代表を経験し、U‐20アジアカップ予選で途中出場ながら全3試合に出場し、自慢のドリブル突破でアジアの選手たちにインパクトを与えた。
横山選手:
ちょっとずる賢い相手とかもいて、そこにやりづらさはありましたけど、それも将来A代表にいくってなったとしたら必要なことだとと思うので、いろんなことを学んでいい経験になった。
横山選手にとって世代別代表はあくまでも通過点で、目標はA代表。「頑張れば花開く!」をモットーに今治から世界へ羽ばたく日を夢見ている。
横山選手:
チャンピオンズリーグとかヨーロッパ、海外は意識しているのはある。自分の特徴を出しつつ、結果もつけられるようなプレーをして、花開くように頑張りたい。
今治を支えるルーキーは、これからさらに花開くサッカー人生を掴むため、ピッチを駆け抜ける。
(テレビ愛媛)