動物の栄養学を学ぶ大学生たちが、飼い主と犬が一緒に食べられるクッキーを開発しました。
この記事の画像(3枚)クッキーをばくばく食べるコーギー、同じクッキーをおいしそうにかじる学生。
人も犬も食べられるクッキーを開発したのは、帝京科学大学のアニマルサイエンス学科小動物栄養学研究室の学生4人です。
今回開発したクッキーは米粉を使用、グルテンフリーでカロリーを抑え、人もおいしく食べられるよう砂糖のかわりに水あめを使うなど、風味にもこだわりました。
また犬の健康を考え、カロリーを抑えるため油を減らしたところ、クッキーが硬くなってしまったといいます。
そこで原材料の配合や焼く温度、時間を少しずつ調整して、およそ10か月かけて完成させました。
学園祭で販売したところ、大人気で即完売。購入者からは、愛犬の食いつき方がすごかったとの声もあったそうです。
学生は「大変だったが目に見えるものができてうれしい。栄養計算の面でもよい研究になったと思う」と話しています。
4人の指導教員 小泉亜希子さんは、「おやつは飼い主とペットにとって大切なコミュニケーションツールの1つでもあるため、与え方、種類や量などを気を付けながらペットとの大切な時間を過ごしていただきたい」と話しています。