プロバスケットボールリーグ・Bリーグの会見で、2026年にスタートする日本最高峰のリーグ「Bリーグ・プレミア」に長崎ヴェルカが参入すると発表した。発足から4年目のシーズンが始まった長崎ヴェルカは、世界を意識するバスケットボールにさらに進化を遂げることになる。

世界2番目のバスケットリーグに参入!

長崎スタジアムシティ内のオフィスに、17日、長崎ヴェルカの関係者が集まり、Bリーグの発表を見守った。

「長崎ヴェルカ」と発表されると歓喜に包まれた
「長崎ヴェルカ」と発表されると歓喜に包まれた
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Bリーグの島田慎二チェアマンが「長崎ヴェルカ」と発表すると、関係者は喜びに沸いた。

長崎ヴェルカの参入が決定したBプレミアは、2シーズン後の2026年に新設される国内最高峰のリーグとなる。アメリカの「NBA」に次ぐ、世界2番目のリーグを目指す。プロ野球と同じく、成績による昇格や降格がなく、参入を許されるのはホームアリーナの整備など厳しい基準をクリアしたクラブのみである。

世界中の人が楽しめるコンテンツを

長崎ヴェルカは発足から4シーズン目がスタートし、この秋、長崎スタジアムシティ内のハピネスアリーナが新本拠地となった。5人の新加入選手を迎え入れた。

「リアル桜木花道」こと川真田紘也選手
「リアル桜木花道」こと川真田紘也選手

中でも大注目は滋賀レイクスから移籍した川真田紘也選手(26)。漫画「スラムダンク」の主人公にプレースタイルが似ていることから「リアル桜木花道」と言われる、Bリーグきっての人気者だ。また日本代表の馬場雄大選手も今シーズンも長崎でプレーすることが決まった。

5人の新加入選手を迎え入れた長崎ヴェルカ
5人の新加入選手を迎え入れた長崎ヴェルカ

チームの今季のスローガン「TOGETHER,WE RISE」のもと、チャンピオンシップに出場し、その際には優勝を狙える、優勝に値するチームになりたいと意気込む。

長崎ヴェルカの伊藤拓摩代表取締役社長兼GMは、「みんなで勝ち取った参入なので、本当にうれしさと感謝の気持ちでいっぱい」と述べた。「もちろんバスケットはバスケットでレベルを上げないといけないし、同時に演出面でも日本人だけでなく世界中の人が楽しめるコンテンツを作りたい」と意気込みを語った。

「TOGETHER,WE RISE」一丸となるヴェルカ

Bプレミアに参入するための基準は5000人以上収容でVIP席などを備えたアリーナを確保していること。

新本拠地・ハピネスアリーナでの初試合は5223人が来場
新本拠地・ハピネスアリーナでの初試合は5223人が来場

さらに今回の3次基準の平均入場者数3000人以上と売上高12億円の基準があり、長崎ヴェルカはクリアし、参入が認められた。

初年度は、今回発表された22クラブと、2024年12月の最終審査に合格したクラブで、2年後の26~27年シーズンからスタートする予定だ。

長崎ヴェルカは一丸となって、発足から4年で世界を意識するところまでやってきた。新本拠地の興奮も相まって、ますます長崎ヴェルカの戦いから目が離せない。

(テレビ長崎)

テレビ長崎
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