岩手県盛岡市の盛岡中央高校出身のプロゴルファー・米澤蓮プロが、自ら立ち上げた育成プロジェクト「米澤蓮スカラシッププログラム」の一環として、岩手県内のゴルフ場で高校生への指導合宿を実施した。このプログラムは、県勢初のツアー優勝者である米澤プロが、ふるさとへの恩返しの思いを込めて2025年春から開始した取り組みだ。
実践的な指導で高校生の成長を支援
プロゴルファー・米澤蓮プロが、自ら立ち上げた「米澤蓮スカラシッププログラム」では、毎年数人の有望な高校生を選抜し、ツアー会場での観戦やゴルフ場での合宿を通して、トッププロの技術と考え方を伝えることを目的としている。

岩手合宿3日目となる8月6日には、コースを回りながら実践的な技術を学ぶラウンド練習が行われた。

今回選ばれた東北や中部地方の4人の高校生たちは、上達のきっかけをつかもうと、米澤プロに熱心に質問を投げかけながら技術向上に取り組んでいた。
参加した高校生たちの声
福島県から参加した横田彪五さんは「合宿に来る前よりウェッジでスピンが入るようになったと思う」と手応えを感じている様子だった。

また愛知県から参加した水谷海琉さんは「海外メジャーで、最終日に蓮プロと優勝争いをすることが夢」と、将来の大きな目標を語った。

参加者たちは異なる地域から集まり、トッププロから直接指導を受ける貴重な機会を通して、技術面だけでなく精神面でも大きな刺激を受けている。
米澤プロの思い
このプロジェクトを立ち上げた思いについて、米澤蓮プロは「大人になっていく段階で、ゴルフでもゴルフじゃないところでも、生きてくれればいいなという思いで、このプログラムを始めたので、今後の成長の糧になってくれれば、とてもうれしく思う」と語った。

「米澤蓮スカラシッププログラム」は、トッププロの技術や考え方を学ぶ貴重な機会を若い世代に提供するとともに、米澤プロ自身のふるさとへの恩返しの形としても意義深い取り組みとなっている。

今後、このプログラムから多くの優秀なゴルファーが誕生することが期待される。
(岩手めんこいテレビ)