吉谷さんは、忙しい朝には一杯で栄養バランスが整うスムージーを勧めている。

また、糖質を取るうえで注意したいこともある。

血糖値の乱高下に注意

「糖質を取ると血糖値が上がります。そこで、血糖値を急上昇させないように注意してください。血糖値は、急激に上がると急激に下がります。すると、急にガス欠のような状態になってしまうのです。テスト中に血糖値が急激に下がってしまうと、急に集中力が切れてしまいます」

急に血糖値を上げすぎないためには、普段から以下のことを実践してほしいという。

・甘いものを取りすぎない
同じ糖質でもお菓子や甘いジュースに含まれる甘い糖質は「単糖類」といい、摂取すると血糖値が急激に上がってしまう。
・糖質を取る時は牛乳を一緒に取る
牛乳は血糖値の上昇を緩やかにする。特に甘いものを取るときに一緒に取るのがお勧め。
・野菜を先に食べる
食事をするときは、主食より先に野菜を食べると急な血糖値の上昇を抑えることができる。

「食べられるだけ食べさせて」

子供が部活やクラブチームなどに入りスポーツに取り組んでいる場合、親ができることは「しっかり食べさせて、試合のエネルギー源を確保すること」だと吉谷さんは話す。

「そのためには、やはり朝ご飯はしっかりと。試合の前には、1時間~1時間半くらい前に、おにぎりやゼリー飲料のような糖質を中心とした補食を取るとよいでしょう」

特に、ハードに練習している子供ほど、食べられるだけ食べさせる必要があるという。