日本赤十字社の名誉副総裁を務める秋篠宮妃紀子さまは、宮城県仙台市で「献血運動推進全国大会」に出席し、献血への協力を呼びかけられました。また、子どもたちが献血について学ぶ様子を見学したほか、特別支援学校では、接客を学ぶ生徒たちの実習をご覧になりました。
仙台市の特別支援学校へ…接客など学ぶ生徒たちにエール
紀子さまは7月15日から2日間、「献血運動推進全国大会」に出席するため、宮城県を訪問されました。

まず視察されたのは、去年(令和6年)4月、仙台市に開校した特別支援学校です。

地域の人も利用する校内のカフェでは、職業訓練として生徒が接客などを学んでいます。

紀子さまが注文されたのは、生クリームが添えられたアンパンと紅茶。

配膳をした生徒に実習について尋ね、「とても美味しかったです」と伝えられました。
献血について学ぶ子どもたちを見守り…「献血運動推進全国大会」へ
日本赤十字社の名誉副総裁を務められる紀子さま。
翌日は、宮城県赤十字血液センターで地元の小学生が献血について学ぶ様子を見学されました。

子どもたちが、献血についての願いを短冊に書く様子を見守り「みんな素敵な願い事を書いていますね」と笑顔を見せられました。

そしてこの日の午後には、「献血運動推進全国大会」に臨まれました。

式典では功労者が表彰され、紀子さまは「昭和天皇記念献血推進賞」などの受賞者に賞状を手渡されました。

紀子さま:
今年の「愛の血液助け合い運動月間」のポスターの標語「献血であなたは誰かのヒーローに」も、県内の高校生が作りました。献血によって自分が誰かの命を助けることができ、また自分もいつか誰かに助けられるかもしれないことを、一人でも多くの人に考えていただければと思います。

式典後、「みなさまの活動に深く感謝いたします」と受賞者一人一人に労いの言葉をかけられた紀子さま。献血推進の輪がさらに広がることを願われました。
(「皇室ご一家」8月3日放送)