今の時代、子供も受験や試合など、厳しい「勝負」に挑まなければならないことも多いだろう。そんな時、親が力になれるのは「食事」で体調をサポートすることではないだろうか。
そこで、管理栄養士・公認スポーツ栄養士の吉谷佳代さんに、子供たちを勝利に導く“勝ちめし”のポイントを聞いた。
吉谷さんは、阪神タイガースの公式栄養アドバイザーとして、2023年の“阪神日本一”を食の面からサポート。そんな吉谷さんによれば、「“勝ちめし”は、前日や当日に食べてパフォーマンスが良くなるものではない」とのこと。
「毎日の食事によって時間をかけて体調を整え、勝負にとってのマイナス要因を作らないことが大切です」
受験の場合とスポーツの場合、それぞれ見ていこう。
発酵食品で免疫をつける!
まず、受験でもスポーツでも大切なことは、風邪やインフルエンザなどの感染症にかからないことだ。そのためには、普段の食事で「免疫アップ」に取り組んでほしいという。
「免疫力を上げるにはお腹のケアが大切。免疫細胞はお腹の中に作られていくので、お腹が強い子は風邪をひきにくくなります。お腹を強くして免疫を上げるには乳酸菌を積極的に取ってください」
この記事の画像(6枚)乳酸菌は習慣的に取り続けることが必要だ。
「受験の場合は、秋くらいから2、3カ月かけてお腹の調子を整えていきます」
そして、継続しながら様々な発酵食品や製品を試して、それぞれの子供が持っている常在菌との相性を確かめていくといいという。