新潟県十日町市のスーパーマーケットである展示会が開かれている。展示しているのは、商品をPRするポップ広告!一体なぜ、ポップ広告の展示会を開いたのか…そこには訪れるお客への店長の愛情が込められていた。
見ると買いたくなる!店長の手作りポップ広告
新潟県十日町市にあるスーパーマーケットで展示されていたのは絵画作品ではなく、独特な絵や文字が人目を引く手作りのポップ広告だ。
この記事の画像(17枚)訪れた客は「かわいいと思う。スイカとか、やっぱり買いたいなと思う」「なんとなく読んじゃうから、結局買っちゃったりもする。すごくかわいい」と称賛の言葉を並べる。
このポップ広告を手がけたのは、このスーパーの吉田隆洋店長だ。
「小さい店だけど、こんな商品があるんだとか、今の季節こういうのがおいしいんだとか、そういうのが伝わったらありがたい」
商品の特徴をお客に伝えたいと、2024年3月から制作を始めたという。
絵や筆文字などは独学。特別にその制作風景を見せてもらうと…「色とか形が本当に難しくて。苦労して伝わらない時は『唐揚げです』とか書く。これもお客さんは読む。できあがったときにおいしそうに見えると、もうニタニタしながら『俺うま!』とか1人で言いながら描いていた」
こうして描くこと約10分…できあがったのは、スーパーイチオシの唐揚げ「メル唐」の広告だ。
お客への愛込めたポップ広告 今後も進化!?
吉田店長がこれまでに制作したポップ広告は100枚を超えていて、捨てるのがもったいないということで今回展示することに!
その反響は大きいようで…「『上手いね』『上手だよ』とか。最初はすごく恥ずかしかったが、頑張らなくちゃと思って励みになる」
何とも味わい深いポップ広告が毎日掲示されている店内。客も楽しみにしている広告だが、制作に力を入れすぎて従業員からは「ほどほどに」との声も。
しかし、お客への愛を込めたポップ広告は今後も進化を続けるようだ。
「ちょっと新たな書き方のポップを。いま構想があるので、それでまた今度、売り場でお客様に伝えていこうと。まだ秘密ね」
(NST新潟総合テレビ)