新品よりも安く購入できる中古品を選ぶ人も増加しているスマートフォン市場。2024年度に国内で販売された中古スマホは、前年度から2割近く増加して、6年連続で過去最高となっている。最新の“中古スマホ事情”を追った。

従来の中古品より人気のスマホの正体とは…

半導体不足などで価格の上昇が続いているスマホ。

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そうしたなか、中古スマホなどを扱うメディアショップ『GEO(ゲオ)』が、福岡で販売を開始したのが『リファービッシュスマホ』と呼ばれるスマホだ。

価格高騰が続くスマホ市場で、いま注目されているのが、福岡で販売が始まったリファービッシュ品と呼ばれるスマホ。リファービッシュとは磨き直す、一新するという意味の英単語で、いわば“進化系”の中古スマホ。

他の商品と大きく異なるのが、“バッテリーが新品に交換されている”ということだ。

劣化バッテリーを新品の純正品に交換

中古スマホを選ぶ際、消費者の大きな懸念の1つとなっているのが、バッテリーの問題だ。『GEO』の調査では、中古スマホを購入したくない人の約6割が、バッテリー劣化を理由に挙げているという。

そこで『GEO』では、韓国のメーカー『サムスン』と提携し、スマホを買い取った後、『サムスン』に送り、バッテリーを新品の純正品に交換。外装や動作もチェックし、必要に応じて部品も交換して新品に近い状態で販売している。

そして気になる価格は、新品の7割程度。例えば、最新モデルの1つ前の機種は、新品だと約15万円だが、“進化系”中古スマホだと10万5千円ほどで購入することができる。

売れ行きは好調で『GEO』の森光一店長は「中古スマホに比べて1.2倍のペースで売れている。中古でも新品でもない新しい選択肢としてお客様に提供したい」と話す。

リファービッシュ市場は今後拡大する方向

スマホジャーナリストの石川温さんは「メーカー純正品で安心した品質で買える。取り扱うメーカーが増えてくると認知度も上がって販売数も伸びていくのでは。リファービッシュ市場は今後拡大する方向にあると思う」と話す。

『GEO』では、現在『サムスン』の商品のみを取り扱っているが、将来的には他のメーカーとの提携も視野に入れている。

『GEO』の森光一店長は「まずは販売状況などを確認しながら、必要に応じて検討を進めていくものと思います」と話す。

拡大する中古スマホ市場に現れた新形態。最近の新品のスマホ価格は正直「高すぎる」と感じるユーザーも多いなか、高まりをみせる中古スマホ需要。今後さらに広がっていくかもしれない。

(テレビ西日本)

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